すい臓の病気
すい臓の病気は、食生活の変化などを背景に増加傾向にあります。主なすい臓の病気は、急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がんです。
図1 すい臓の病気の主な原因
原因の多くが食習慣
生活習慣病として高血圧症や糖尿病がよく知られていますが、すい臓の病気にも生活習慣が深くかかわっています。日本人の食生活は欧米化し、肉や揚げ物など脂っこい食事をとることが多くなっています。また、不規則な生活の中で飲酒量が増加しています。こうした生活の変化が、すい臓の病気が増えている一因だと考えられています。 すい臓の病気のサインとして多いのがお腹や背中の痛みです。すい臓が位置するみぞおちから背中に痛みがある場合は病院を受診して原因を確かめましょう。
参考文献
糸井隆夫監修:膵臓の病気がわかる本 急性膵炎・慢性膵炎・膵のう胞・膵臓がん, pp14, 16, 講談社, 2021.