膵臓の働きの低下により現れる症状

膵臓の病気などで膵臓の働きが弱くなると、膵臓は役割を果たせなくなって、食べ物の消化吸収や血糖の調節がうまくいかなくなり、次のような症状が現れてきます。

膵臓の働きの低下による症状

病気の種類

  1. 急性膵炎

    膵臓の急性の炎症で、多くの場合、突然発症します。食事や飲酒の後に、急にお腹や背中に激痛がはしります。

    急性膵炎
  2. 慢性膵炎

    膵臓でつくられる消化酵素によって、膵臓がゆっくりと溶かされ破壊される病気で、進行すると治ることはありません。初期では腹痛や背中、腰の痛みを繰り返します。
    進行すると初期の症状はなくなりますが、膵臓の機能が低下するため、膵外分泌機能不全を起こします。

  3. 膵がん

    膵がんの約90%は、膵臓の中を通り十二指腸につながっている膵管(膵液の流れる管)に発生します。早期では症状がなく、見つかりにくいため、診断や治療が難しいがんの一つです。

    膵がん
  4. 糖尿病

    1. 1型糖尿病

      比較的若い人に多くみられる糖尿病で、膵臓のインスリンを作る細胞が自己免疫やウイルス感染によって壊されるため、食べ物から得た糖を体内で栄養分として活用できず、血液中に糖(血糖)が多くなる病気です。

    2. 2型糖尿病

      日本人の糖尿病患者の95%がこのタイプといわれています。生活習慣の乱れや肥満が原因で膵臓が弱り、インスリンの分泌が減ることで起こります。

    3. 膵性糖尿病

      慢性膵炎など、膵臓の病気に伴って発症する糖尿病で、インスリンと共に血糖を下げる働きのあるグルカゴンの分泌も低下するため、低血糖になりやすく、血糖コントロールが不安定になります。